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第5回:対談編

工場見学にお伺いした際、作っている様子を拝見すると同時に三代澤さんと西垣社長に今回の靴下について、奈良の靴下産業、西垣靴下・エコノレッグの歴史などを お話しただ来ました。

もともとドキハキの中で長いお付き合いのある三代澤さんと西垣社長ですので、コラボはスムーズに進んだのですが、特に履き心地にはとてもこだわりました!
今回の作りたい靴下の条件は次のようなものでした。

・締め付け感のない履き口ゴム無しタイプ
・つま先とかかとにはパイル
・ずれを防ぐかかとロックとすべり止めを採用
・元気になれる明るいカラーリング。三代澤印のテーマカラーのオレンジは必須
・毛玉ができにくく、肌触りがやさしく年中履ける綿素材
・長すぎないサイズ感
・靴下だけの特別な三代澤印ロゴ

その中で、特にこだわったのが「締め付け感がない。年中履ける。」という部分。
ほんとにこれは難しくて、最初のサンプルは履き心地は悪くないのに、履き口に隙間ができ浮いてしまうという問題がありました。
それを改善するため、履き口の幅や作り方を変えていただきましたが、今後はその部分が外側にも影響して見た目がよくない状態になりました。
「これでは理想の靴下ではない」ということで、もう一度作り方を変えていただきました。
サンプルを作っては履いてみるを繰り返し、理想の靴下が完成しました。

■理想の靴下のこだわりについて熱く語る三代澤さんと西垣社長。理想の靴下の魅力はこちらを見ればわかります!



三代澤印は「関西の企業と一緒にモノづくりをする」もテーマに持っています。
今まで、いろいろな関西の企業様とコラボをしてきましたが、その際にその企業様の成り立ちや商品に対する思い、地場産業の現状などをお伺いしてきました。
そこにはそれぞれ熱い思いやこだわりがありました。
今回も三代澤さんが奈良の靴下産業、エコノレッグについて、西垣靴下についてその魅力に迫ります。

■奈良の靴下産業、西垣靴下・エコノレッグについて



ただいま絶賛生産中です。
また、発売日が決定しましたらお知らせします。
楽しみにお待ちください。




第4回:工場見学編

7月某日、とても暑くてすっきりと晴れた日に、奈良にある「エコノレッグ」さんの工場にお伺いしました。
企画が決定し、「いよいよ三代澤印の理想の靴下を生産しますよ!」というご連絡をいただきその様子を見学にきました。

まず、三代澤さんがお越しになる前に工場の普段なかなか見れない部分を見学させていただきました。
まずは糸の保管倉庫。
たくさんの糸が整理整頓されて靴下になるのを待っています。
この中から作りたい靴下の希望の色を探し出します。
靴下は1つの種類の糸でできていると思いがちですが、部分によって糸の種類を変えていたりします。
本体の色に合わせて、ぴったり合うものをこの中から探し出すそうです。
気の遠くなる作業です。三代澤印の靴下も何度か、かかとの部分など色を変えていただきました。

■工場内の様子

工場内の様子

エコノレッグさんの工場内は繊維を扱っているにも拘わらず、とても清潔で綿埃などが落ちていません。
その秘密は、工場内の空気を循環させて、ほこりを吸い上げ、工場の一か所に集めているということ。
ここにもエコノレッグさんのこだわりが詰まっていて、「良いものをお客様に届けよう」という気持ちが現れています。

さて、三代澤さんが工場に到着されて実際「理想の靴下」を編んでいるところを拝見します。
三代澤さんも私も一度工場にはお伺いしたことがあるので、どんな感じかは知っていましたが、実際「理想の靴下」を作っているところが見られるということで西垣社長案内のもと、工場内をワクワクしながら進みます。

■工場見学の動画はこちら




靴下の作り方は大きく分けて「編立」と「縫い合わせ」です。
まずは、一番重要な編立の様子を見学します。
細かい編み方をコンピューターに指示して編んでいきます。

この部分はゆっくり編んでください
この部分はグレーだけ編んでください
ここは滑り止めを入れてください

三代澤さんの希望通りに指示を受けた機械がどんどん編んでいきます。
最後は「ポンッ」という音とともに片足が出来上がって出てきました。
機械が編んでいるのですが、ちゃんと編めるように細かい指示をするのは人です。
このコントロールは非常に難しいそうで、現代の職人とも言えます。

■編立の様子

編立の様子

本体を編んだ状態はまだつま先の部分が縫われていません。
ここからつま先部分を縫い合わせていきます。
一足、一足人の手で機械に入れていきます。
このような機械は日本には少ないそうですよ。
先が縫い終わった靴下は検品してパッケージに入れ、完成です。

■縫い合わせる様子

縫い合わせの様子

実はここには映っていませんが、編立後、縫い合わせ後、そして梱包前と何度も商品を人の目で確認しています。
ほつれなどはないか、糸飛びなどはないかなど、何度も検品のタイミングがありました。
もっと機械化されていて、すぐに大量にできると思いがちな靴下ですが、人の手と目で何度も確認しながら手間をかけて作られています。
そんなエコノレッグさんの靴下だからこそ、愛されているのだなぁと思いました。
次回は、三代澤さんと西垣社長が「理想の靴下」のこだわり、奈良の靴下産業についてなどを語り合っている対談編をお送ります。
お楽しみに!

対談前の様子




第3回:企画会議編②

前回、ファーストサンプルの確認して、色を選び、より三代澤さんの希望に近いセカンドサンプルを作ってもらうことになりました。

それから数週間ほどでセカンドサンプルが上がってきました。
早速それを三代澤さんにお渡ししまして、1か月ほど履いてもらうことになりました。
5月末にもう一度エコノレッグの西垣社長と打ち合わせの時間を持つことになっていたので、それまでお試しいただきます。

5月下旬、三代澤さんとエコノレッグの西垣社長、担当の矢羽野さんと私で再び打ち合わせを行いました。
三代澤さんにお渡ししたサンプルを持ってきてもらうようにLINEでお願いしたところ、「今日も履いてるよー」とご連絡をいただきました。

打ち合わせ当日、すでに何度も着用された、使用感たっぷり(笑)のサンプルをお持ちいただきました。
それを見ながら三代澤さんの履いた感想を聞き改善方法を検討していきます。また、最終的に悩んでいた色を決定します。

■企画会議の様子

企画会議の様子

履いた感想は「とってもよい」でした。
ただ、気になる部分はありました。
それは「締め付けがないのはいいことだけど、ちょっと履き口が浮いてしまうこと」
今回の企画はゆったりと履けるものを作る方向性だったのですが、ゆったり過ぎてちょっと伸びたように見えることでした。
そのことを指摘すると即座に西垣社長が改善案を出してくださいます。
「履き口の裏側をナイロンにするとフィット感が出ますよ!」
「ゴムが無くても、フィット感でます!」

とのことで、変更することになりました。

■気になる部分を確認する様子

気になる部分を確認する様子

他に気になることはという質問に
「履き口の部分のデザインというかオレンジの幅がちょっと気になるな」というもの。
こちらもフィット感や履き心地に影響するものです。
これは特に大きいサイズで気になったことなのですが、履き口のオレンジの部分の長さが長すぎるということで、そこを少し短くすることになりました。
さらに良いものになるように様々な意見を交わしていきます。
マークの位置、かかとをホールドする部分の改良など多岐にわたりました。

次は色です。
1色はグレーを使用しようと思っているのですが、濃いグレーと薄いグレーとで迷っていました。
実際両方のグレーで実際にサンプルを作ってもらったので、それを見ながら最終的な色を決定しました。

■そのほかの改善点を確認する様子

そのほかの改善点を確認する様子

三代澤さんと西垣社長、矢羽野さんとの打ち合わせは毎回とっても楽しいし、勉強になります。
三代澤さんも私も、西垣社長の靴下のうんちくを「へー」「知らんかった」「そうやったんか!」など感心しながら聞き入ってしまいました。

実は今回も三代澤印の靴下を作りながら、何度も企画の話はちょこちょこ脱線して、
「なぜ脱げてしまうのか?」
「よく足をくじくのですが、靴下で予防できますか?」
など、靴下のお悩み相談コーナーのようにいろいろ質問してしまいました。
その質問によどみなく回答してくださる姿にモノづくりにまっすぐな様子が感じられます。
打ち合わせをする時、いつも西垣社長は「エコノレッグの未来の話」や「エコノレッグの商品のこだわり・特徴」などをたくさん教えてくださいます。
社長のこのお人柄も相まって、エコノレッグの靴下は愛されているのだなぁと思いました。

今回も改善点がたくさん出ましたので、それを反映したサードサンプルを作っていただくことで今回の打ち合わせは終了しました。
次はサードサンプルを確認して、問題なければ本生産に入ります。
7月には実際三代澤印の靴下が実際生産されている様子を見に工場にお伺いする予定です。

次回もお楽しみに。




第2回:企画会議編

企画をスタートしてから1か月ほど経過しました。
大枠は前回決定しておりましたが、ここからは配色やサイズ感など具体的な企画が始まります。
三代澤さんと打ち合わせしながら、企画書を作成、それをエコノレッグさんに共有して、一度ファーストサンプルを作ってもらいました。

数週間後、ファーストサンプルが上がってきました。
ほんとうにほんとうに最初のサンプルで、いったん全体の雰囲気を見るものです。
一生懸命想像しながら企画書を作っても、サンプルが上がってくると「なんか違う」と思うことはよくあることです。

早速、出来上がったファーストサンプルをもって三代澤さんと打ち合わせを行いました。
「全体の形はすごくちょうどいい感じがするけど、もっと長さがあったほうが履きやすいなぁ」
「思っていたベースの色がちょっと濃い気がするわ」
「同じ色でも濃いもの薄いもので迷うなぁ」
「色は3色展開にしようと思ってたけど、そのうち1色はもっとカラフルなのもにしたいな!」
「ロゴの位置はこのままでいいかなぁ」


出てくる意見を聞きながら改善案をまとめていきます。
実際作っていただくエコノレッグさんは大変だと思うのですが、このやり取りがとても大切だと思っています。
それを何度も繰り返すことで、三代澤さんのこだわりが詰まったより良い商品が出来上がります。

■色見本を前に悩む三代澤さん

色見本を前に悩む三代澤さん

全体の雰囲気を確かめつつ、打ち合わせで出た意見を反映したサンプルをエコノレッグさんに依頼します。
連絡すると一度希望のものをすべて作っていただけるとのこと!
ありがたいことです!

何週間かするとお願いした内容を反映した「セカンドサンプル」が上がって来ます。
次回はそれをみながらエコノレッグさんを交えて、さらに踏み込んだ企画会議を行いたいと思います。
とっても楽しみになってきました。
製品として販売するのはまだまだですが、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。




第1回:企画スタート編

三代澤さんと理想のマルチケースを販売させていただいてから、5か月ぐらい経ちました。

そろそろ次の商品を開発したいなと思っていたところ、ドキハキでもおなじみの西垣靴下株式会社様より「一緒にオリジナル商品を開発しませんか?」というお声がけをいただきました。
そうです!エコノレッグさんです。
かねてから三代澤さんはエコノレッグさんの靴下の愛用者。
私より全然エコノレッグさんに詳しく、工場訪問もされています。

ご紹介いただきましたので、さっそくエコノレッグさんの工場にお邪魔して、西垣社長から靴下についてのお話をたくさんお伺いし、 工場で靴下を作っている様子なども見せていただきました。
とても整理整頓された工場で、丁寧にモノづくりをしたいと思ってらっしゃるのが伝わってきました。

併設のショップは工場の中という一見入りにくそうな場所ですが、商談している間もたくさんのお客様がエコノレッグさんの靴下を求めてお越しになっていました。
「エコノレッグさんの靴下購入したら、すごく良くて、追加で買いに来てん!」
とおっしゃるお客様もいらっしゃいました。
社長自らご接客されていて、「社長にあえてうれしい!」と言って帰って行かれる方も!

お話を聞いて、私もがぜんほしくなり(笑)、おススメいただいたものを数足購入し 次は三代澤さんもふくめて一緒にどんな靴下にするか企画会議を行うことをお約束して帰路についたのでした。

それから1か月後、三代澤さんと、エコノレッグの西垣社長、担当の矢羽野さんと私で打ち合わせをすることになりました。
前回の工場訪問のあと、三代澤さんには数種類の靴下をお渡しし、着用してもらっていました。
今日はその靴下や今まで愛用されいた靴下で、どんなものが作りたいかということを話し合います。

西垣社長、矢羽野さんは以前から三代澤さんともよくお話されているので、和やかな雰囲気で打ち合わせはスタートしました。
まずは今履いていらっしゃるものの感想や履き心地などをお話してもらい、その後ベースとなる靴下の形や機能を決めていきます。

■打ち合わせの様子

打ち合わせ風景

三代澤さんのご質問に西垣社長がお答えしながら、三代澤さんの希望を聞き出していきます。

「スーツを着ないし、スニーカーをよく履く生活スタイルに合うものがいいなぁ」
「素材は年中履けるものがいいなぁ」
「家の中で履いていてもリラックスできものがよいなぁ」
「履き口のゆるい感じはこっちの靴下のほうがいいけど、長さはもう少し短いほうがいいなぁ」
「履いていてい元気が出るようなものがいいなぁ」
「エコノレッグさんのロゴかっこいいし、三代澤印のロゴも入れたいな」


などなど、1時間ぐらい話し合いをしました。

条件は以下の通りになりました。
・締め付け感のない履き口ゴム無しタイプ
・つま先とかかとにはパイル
・ずれを防ぐかかとロックとすべり止めを採用
・元気になれる明るいカラーリング。三代澤印のテーマカラーのオレンジは必須
・毛玉ができにくく、肌触りがやさしく年中履ける綿素材
・長すぎないサイズ感
・靴下だけの特別な三代澤印ロゴ


早速エコノレッグさんにはサンプルを作っていただくことで1回目の企画スタート会議は終了しました。

次回は出来上がったサンプルを見ながらさらに企画を進めていく予定です。
お楽しみに!

西垣社長と三代澤さん




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