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一枚一枚丁寧に
染めることで
色に深みあるストールを

職人こだわりの手捺染とは

Sakiraのストールは全て手作業で作られています。 職人が友禅染のひとつである手捺染(てなっせん)という方法で一枚一枚手で染めていきます。

手捺染にこだわる1番の理由は「色に深みがあるから」 他の染色方法と比べて図案のサイズや色数を気にせず自由にデザインを描くことができます。

機械で染めるより手の込んだ柄を作ることができ、それだけの手間はかかりますが「手捺染」ならではの自由なデザインがうまれます。

1型ずつ1色ずつ順番に “何度もていねいに”。 職人のこだわりにより独特の色の深みや風あいが誕生していくのです。

Sakiraのストールができるまで

「京都うまれ、京都育ち」風土水光に恵まれた自然ゆたかなこの街でSakiraのストールはうまれます。

① “ていねいに、考える”…どんなストールを作ろうか染色作家さんたちと一緒に打ち合わせを重ねます。
② “型をつくる”…柄の色の数だけ1色ごとに型をつくります。
③ “色を選ぶ”…美しいストールを作るために1型に1色ずつ最適な配色をしていきます。
④ “色をみる”…まずはサンプルを作ります。このサンプルを見て色の調整を行います。
⑤ “色をつくる”…専属の職人が染料と糊を混ぜあわせて粘度をもたせた色糊を作ります。
⑥ “1色ずつ何度も染める”…ピンと張った布地にヘラで色糊をのせて1型ずつ1色ずつ丁寧に染めていきます。
⑦ “蒸す”…染めた布地を蒸し釜の中で蒸して色糊を定着させます。
⑧ “水洗いする”…余分な色糊を水で十分に洗い落とします。
⑨ “整える”…シワを綺麗に伸ばしたり布地の幅を均等に整えます。
⑩ “縫う”…縫製をしてふんわりと巻き心地のよいSakiraのストールの完成

脱サラをして職人の道へ進む若手職人

Sakiraのストールを作る職人さんは7人。
ベテランの職人さんは30年同じ仕事をしています。
その中に33歳の若い職人さんがいます。
職人歴6年の森末穣さん。
東京でIT業界のお仕事から一転、脱サラをして京都へ。

元々学生時代に友禅体験をしたり、着物屋でアルバイトをしていたりと友禅業界に憧れを抱いており、“自分が本当にやりたいことをやってみよう”という思いで、職人の道を選びました。
現在は色のサンプル作りのお仕事をされています。

「上手にサンプルが出来たら楽しい」と語る森末さん。
“将来はデザインを考えて配色できるようになりたい”のが夢なんだそうです。

また社長の山田さんは「良いモノを長く作り続けるためには若手の育成が必要。 高齢化する職人の技を、若者にどんどん引き継がなければいけない」と語ります。

チームワークで作る1枚のストール

そんな若手職人からベテラン職人までいるSakiraで1番大切なことは“チームワーク”だとか。

1つ1つの工程をそれぞれの職人が請け負っているので、1つの素敵なストールを作る為には、みんなの力が必要。
それぞれがプロの仕事をして良いストールを作り上げる。
職人1人1人が使ってくれる方の顔を思い浮かべながら…。
だからこそSakiraのストールは柄がとても素敵で、綺麗なのです。

年代問わず使えるSakiraのストール。
ぜひこの美しさを身に纏って欲しいです。

染のさきら京都

京都生まれ京都育ちの手染めストール工房。上品でキレイなデザインが特長。 熟練した職人の知恵と技術を若い職人に引き継ぎ友禅業界の盛り上げにも力を入れている。

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