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2021/09/30

ローリングストックって?非常食を食卓に取り入れる! 非常時に身を守る防災備蓄品と保存方法

地震や豪雨などの自然災害は、いつ起こるか分かりません。最近では、コロナウイルスの感染拡大も続いています。感染症などで医療崩壊が起こると、感染した場合でも入院できず、自宅にこもって過ごすことになります。こういった非常事態に備え、防災グッズや非常食を用意していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

長期間保存可能な非常食ではありますが、もちろん消費期限があります。

非常食の消費期限が切れてしまって大量に廃棄してしまう、という失敗が起こりがちです。そんな事態を防ぐとともに、"おいしい備蓄"を実現する保存方法が“ローリングストック”です。

今回は正しい“ローリングストック”の方法とともに、災害時に自分と家族の身を守る防災備蓄品をご紹介します。


ローリングストックとは?従来の防災備蓄との違い

一般的な防災備蓄と、ローリングストックの違いは何なのでしょうか。ここでは今までの防災備蓄の考えを振り返りつつ、近年注目を浴びている「ローリングストック」について解説していきます。


今までの防災備蓄の考え方

災害の発生で電気やガス、水道の供給が止まった場合でも対応できるよう、日常食とは別に備蓄用の食料を購入する方法が、従来の一般的な防災備蓄です。

家族構成などにもよりますが、約3日間を目安に飲料水や非常食を用意してリュックなどにまとめておくなどが従来の対策でした。


しかし、今までの防災備蓄では、きちんと管理していないと消費期限が切れてしまう、温めなければ食べられないタイプはいざというときに温められず、食事にありつけないという課題があります。

ローリングストックという保存方法

ローリングストックという保存方法

ローリングストックとは、「備蓄」を「回転」させる、という言葉の通り、日常の食生活に食糧備蓄を取り入れる方法です。

普段から少し多めに食材や加工品を購入しておき、消費期限の近いものから消費して使った分だけ補充することで、常に新しい非常食を自宅に備えられます。


ローリングストックのメリット

ローリングストックでは、日常生活で非常食の消費と購入を繰り返すため、消費期限切れを防ぎ、新鮮な備蓄品をストックできます。

日常生活の中で非常食を消費するため、いざというときも日常生活に近い食生活となり、安心して食事をすることができるでしょう。

また、日々の食事に非常食を取り入れると、お子さんが食べられる非常食かどうかを確認できます。「あまり食べてくれなかった」「思っていたよりも内容量が少なかった」という場合でも災害が起こる前に対応できるという点は大きなメリットです。


「使いながら防災」。だから、明日から準備を始められる!

ローリングストックは、日常生活に防災を取り入れる「使いながら防災」です。
気になった方は、明日から消費する量を考えて購入するところから始めてみましょう。


初心者必見!ローリングストックのコツ

多くのメリットがあるローリングストックですが、日常生活から備蓄を考えて購入と消費を繰り返すのは難しく感じる方もいるのではないでしょうか?

ここでは、ローリングストックのコツを解説していきます。


まずはこの2つのポイントを抑える!!
ローリングストックにおいて重要なポイントは2つです。


①古いものから消費する
ローリングストックにおいて一つ目に重要なことは、古いものから消費することです。

消費期限の迫っている食料から使い、常に最新の食料が備蓄できるようにしましょう。

購入日を書いておく、古いものは左側、新しいものは右側に置くなど置き場所を決めるという工夫をすると実践しやすいです。


② 消費した分だけ買い足す
もう一つのポイントは、消費した分だけ忘れずに買い足すこと。

ローリングストックをしている中で、何をどれだけ使ったのかわからなくなってしまった、買い足しを忘れていたという声は多いです。

使ったらメモに記入しておき、買い物の際に確認すると買い過ぎや買い忘れを防げるでしょう。


この5つの防災備蓄品を加えよう!

ローリングストックによる食糧備蓄は便利ですが、それだけでは不安という方のために、あると便利な防災備蓄品を紹介していきます。

①長期保存の水
保存水と呼ばれている水の賞味期限は5〜10年です。生命の維持に必須となる水は、災害時の飲料としてはもちろん、料理にも活用できます。ローリングストックでの備蓄分以外にも購入しておくとよいでしょう。
また、給水タンクも用意しておくといざというとき給水車から水をもらうことができます。

②調理不要で食べられる非常食
ローリングストックだけでは不安な方は、常温で長期保存ができ、加熱やお湯も不要の非常食を備えておくと安心です。持ち運びしやすく食べ慣れているものを選ぶといざというとき便利でしょう。

③ガスコンロ・ガスボンベ
ライフラインの中でもガスは復旧が遅い傾向にあります。ガスが使えない間、食べ物を温めたり温かいものを飲んだり、何かを消毒する際にも使えるガスコンロと、ガスコンロを使用するためのガスボンベを用意しておくとよいでしょう。

④ IH対応調理器具
災害時にライフラインが止まってしまった場合でも、電気は比較的早く復旧するため(注1)、ガスコンロの代わりとなるIH対応調理器具があると便利です。IHクッキングヒーターや電気ポットを用意しておきましょう。

⑤布団やストーブなどの防寒グッズ
冬には寒さへの対策が必須です。布団や使い捨てカイロ、電気ストーブなどで防寒対策もしておきましょう。


今すぐ始められる!おすすめのアイテム

ローリングストックを始めるためにぴったりのアイテムを紹介していきます。

普段から家にあると何かと便利で、おいしく、かつ災害時に不足しやすい栄養を補ってくれるものばかりなので、是非チェックしてみて下さい。

内野家uchipac ちょい足し一品おかずハーフセット/今日の主役おかずハーフセット

 
仕入れから下ごしらえ、調理まですべて手作業・手づくりで製造した種類豊富なお惣菜を真空パックし、減菌することで長期保存が可能となった保存食品がuchipac。

製造から1年7か月常温保存でき、日常食としてはもちろん、旅行食、仕送り品にもぴったりです。

ここでは、ローリングストックの非常食としておすすめのセットを紹介していきます。

①内野家 uchipac「ちょい足し一品おかずハーフセット」2,500円 (税込)
内野家 uchipac「ちょい足し一品おかずハーフセット」
こちらは、災害時に不足しがちになる野菜も採れる商品です。
ごぼうと牛肉のしぐれ煮、千切り大根煮、具だくさん卯の花、鶏と大豆の旨煮、筑前煮、竹の子と野菜の炊き合わせ、ひじきの五目煮の6品がセットになっています。

食卓で、もう一品欲しいと感じた際に使うのがおすすめです。

<こんな方におすすめ>
  • 家族にご飯を作るときのおかずに困っている
  • 野菜も摂れる非常食をストックしたい
  • 離れて暮らす家族にお惣菜を送りたい

内野家uchipac



②内野家 uchipac「今日の主役おかずハーフセット」2,500円 (税込)
内野家 uchipac「今日の主役おかずハーフセット」
こちらはタンパク質を摂ることができる料理のセットとなっています。
肉じゃが、さばの煮付、照り焼きチキン、煮込みハンバーグ、豚の角煮、鮭の塩焼きと、食卓の主役となる美味しいお惣菜ばかりです。

耐熱容器に入れて電子レンジで加熱するか、パックのまま湯煎するだけでこだわりの家庭料理を楽しむことができます。

<こんな方におすすめ>
  • 食卓のメイン料理に迷うことが多い
  • 栄養たっぷりの非常食が欲しい
  • 離れて暮らす家族にお惣菜を送りたい

内野家uchipac



たっぷり具材のレトルトセット まとめ買いセット 7,980円 (税込)

たっぷり具材のレトルトセット まとめ買いセット
こちらは2種類の健康粥と国産野菜を使ったノンオイルカレーのセットです。

健康粥には25種類の具材が入っており、おかずがなくても美味しく食べられるようになっています。

健康粥

ノンオイルカレーは、調理中にも一切油を使用していないため脂質ゼロでありながら、15種類のスパイスによるスパイシーな味わいが楽しめることが特徴。パックのご飯とお湯を沸かすコンロを用意しておけば、災害時にも楽しめますね。
ノンオイルカレー

健康粥は製造日から1年、ノンオイルカレーは製造日から2年の保存が可能で、ローリングストックにもおすすめです。

<こんな方におすすめ>
  • ダイエット中や体調不良時に食べられるものが欲しい
  • 朝食にもできるお惣菜をストックしておきたい
  • 封を開けるだけで美味しく食べられる非常食を探している

たっぷり具材のレトルトセット



まとめ


台風や地震などの被害に見舞われやすい日本では、防災対策が重要となります。
災害時でも生き延びるため、食料の備蓄は欠かせません。お子さんを含めたご家族全員が食べられる美味しい食料をストックしておくのが理想です。
いざというとき自分や家族の身を守れるよう、ローリングストックで日常から災害の対策を実践しましょう。

参考URL
注1]1:備蓄品はこれが必要(知る防災) - 日本気象協会 tenki.jp