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2022/01/15

加湿器にはどんな種類がある?用途に合った加湿器の選び方

冬を迎え、気温が下がるにつれて気になるのが「乾燥」。特に、エアコンなどを使う室内では空気が乾燥しやすく、お肌や喉のトラブルに悩まされる方も多いのではないでしょうか。

そんなときぜひ取り入れていただきたいのが加湿器です。加湿器には複数のタイプがあり、部屋の広さなどによって最適な物が異なってくるのです。今回は、そんな加湿器の選び方を解説します。


加湿器にはタイプがある?5つのタイプをご紹介

加湿器には、大きく5つのタイプがあります。それぞれのタイプがどのような用途に適しているかについてご紹介します。

【スチーム式】


水をヒーターで加熱し、水蒸気に変える方式が「スチーム式」です。水を沸騰させるため菌が繁殖しにくく衛生的で、高温の蒸気を放出するため室温を上げる効果もあり、寒い時期にぴったりのタイプと言えるでしょう。

一方、蒸気の吹き出し口が熱くなるため火傷のリスクがあること、ヒーターの加熱に電力を使うため消費電力が大きい傾向にあることも覚えておきましょう。

【気化式】


水を含んだフィルターにファンで風を送って気化させる方式が「気化式」です。ヒーターレスなので消費電力が小さく熱くならないこと、ファンによって広範囲に加湿できることが気化式のメリットと言えるでしょう。

ただし、急速な加湿には不向きです。また、水が気化する際に気化熱が奪われるため、室温が下がり部屋が冷えやすくなってしまいます。加湿フィルターの定期的な交換やお手入れも必要です。

【超音波式】


水に超音波を当てることで発生するミストを、ファンを使って放出する方式が「超音波式」です。仕組みが簡単なため比較的本体価格が安く、電気代も抑えることができます。コンパクトなモデルが多く吹出口も熱くならないため、気軽にお部屋に置けるのもメリットの1つです。

デメリットは、手入れを怠るとタンクやフィルターに雑菌が繁殖し、それが空気中に放出される可能性があることです。また、放出される水の粒子が大きいため床や壁紙を湿らせやすくなり、それがお部屋の傷みにつながることもあります。

【ハイブリッド式(温風気化式)】


水を含ませたフィルターにヒーターで加熱した温風を当て、水分を気化して放出する方式が「ハイブリッド式(温風気化式)」です。ファンが付いており、素早く広範囲に加湿できる加湿力の高さが特徴です。

ヒーターを搭載する分、気化式に比べると消費電力が大きく本体価格も比較的高めであることはデメリットと言えるでしょう。

【ハイブリッド式(加熱超音波式)】


ヒーターで加熱した水を超音波で霧状にして放出する方式が「ハイブリッド式(加熱超音波式)」です。加湿量が比較的多く、パワーがありながら作動音が静かなことがこの方式のメリットです。温めた水を超音波で蒸発させるためあまり熱くならず、お子様がいるご家庭でも安心してご利用いただけます。
一方、床や壁が濡れやすく、消費電力が高めであることには注意が必要です。


加湿器を選ぶ際のポイントは?


加湿器と一口に言っても、設置場所によって適切な種類が異なります。ここでは、その選び方を解説します。

加湿器を設置する場所と加湿量で選ぶ

加湿器の加湿能力は、「室温20℃、湿度30%時」に放出できる「1時間あたりの水分量」=「mL/h」で決まります。加湿器の方式に関係なく、この数字が大きいほど加湿能力が高く広い空間で使うことができるのです。


寝室などの個室は300mL/h~500mL/h

寝室や子供部屋などの個室であれば、300mL/h(適用床面積 木造和室5畳/プレハブ洋室8畳)~500mL/h(木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳)が目安です。寝室で使用する場合はナイトモード(後述)など静音性を重視した機能が付いた機種がおすすめです。

リビングなら700mL/h~900mL/h

一般的な広さのリビング用であれば、700mL/h(適用床面積 木造和室12畳/プレハブ洋室19畳)~900mL/h(木造和室15畳/プレハブ洋室25畳)が目安になるでしょう。子どもがいるご家庭なら、吹出口が熱くなるスチーム式以外を選ぶのが安心です。

ワイドリビングなら1000mL/h~1200mL/h

ワイドリビングや吹き抜けがあるリビングの場合は、加湿量1000mL/h(適用床面積 木造和室17畳/プレハブ洋室28畳)~1200mL/h(木造和室20畳/プレハブ洋室33畳)を目安としたパワーのある機種がおすすめです。設定温度に達するまで加湿量を高めるターボモード(後述)が付いているとなお良いでしょう。

加湿スピードと電気代を重視するなら、ひとクラス上の加湿量を選ぶのもオススメ

加湿スピードを重視するなら、部屋のサイズにぴったりの加湿量よりもひとクラス上のものを選ぶと良いでしょう。 ジャストサイズの加湿器を通常運転させるより、加湿量の大きい機種をエコモード(後述)で運転させるほうが、電気代の面でもお得になると言われています。

機能をチェック

【エコモード】

ヒーターを使用せず、送風のみで運転し消費電力を抑える機能です。

【ターボモード】

通常運転よりも加湿量をアップさせ、素早くお部屋を加湿する機能です。

【ナイトモード】

入眠時は静音運転を行なっておやすみ中は加湿量をアップする、運転音と加湿量のバランスを考えた機能です。

【湿度自動調整機能】

部屋の湿度や温度を計測し、自動で運転モードを切り替える機能です。加湿器を長時間使ったり、広さの違う複数の部屋で使ったりしたい方におすすめです。

【タイマー機能】

設定した時間に合わせて自動で電源を付けたり消したりする機能です。

【チャイルドロック機能】

ボタンを押しても設定が変わらないようにでき、誤作動を防ぎます。子どもやペットのいるご家庭にぴったりな機能です。

あなたの生活に合うものが見つかる!?おすすめの加湿器をご紹介

加湿器の方式やお部屋の広さに合わせた選び方、代表的な機能がわかったところで、おすすめの加湿器をご紹介します。

充電式コードレス加湿器「デュードロップ」4,378円(税込)

充電式コードレス加湿器「デュードロップ」4,378円(税込)
場所を選ばす手軽に使える充電式のコードレス超音波加湿器。しずく型の洗練されたデザインで、リビングや寝室などのインテリアにもマッチすること間違いなしです。直径14.8×高さ16.4cmのコンパクトなデザインなので、かさばることがないのが嬉しいポイント。

連続で8時間使用でき、最大加湿量は50ml/h。LEDライトが付いているので、気分に合わせてムーディーな雰囲気を楽しむことができます。

<こんな方におすすめ>
・スタイリッシュな加湿器を探している方 ・電源コードを気にせず加湿器を設置したい方 ・インテリアとしても活用できるおしゃれな加湿器が欲しい方

充電式コードレス加湿器「デュードロップ」



アロマ加湿器「デュードロップS」3,828円(税込)

アロマ加湿器「デュードロップS」3,828円(税込)
こちらは「デュードロップ」のコード付きバージョン。超音波式の加湿器で、連続使用時間は5時間です。最大加湿量は200ml/hとデュードロップに比べてパワーがありながら、ぽってりとしたフォルムで癒やしを与えてくれます。

アロマパッド付きで、アロマの香りが部屋にふんわりと広がるのでリラックスしたいときにもぴったりですよ。

<こんな方におすすめ>
・寝室やリビングなど個室中心に加湿したい方 ・コンパクトサイズで加湿量を重視している方 ・リラックス時に使用したい方

アロマ加湿器「デュードロップS」



充電式コードレス加湿器「フォグミスト」4,378円(税込)

充電式コードレス加湿器「フォグミスト」4,378円(税込)
シンプルな操作パネルと丸いデザインが特徴的なコードレスタイプの加湿器。こちらも超音波式で、連続使用時間は8時間、最大加湿量は50ml/hです。

蓋を外して上から水を注ぐだけで簡単に給水できるほか、オフタイマー機能も搭載しているので利便性も抜群。

ウッド調のバイカラーデザインで、ナチュラルなインテリアがお好きな方におすすめの加湿器です。

<こんな方におすすめ>
・タイマー機能付きの加湿器を探している方 ・給水が楽な加湿器が欲しい方 ・木の温もりあふれるナチュラルなインテリアが好きな方

充電式コードレス加湿器「フォグミスト」



ハイブリッド加湿器「スクエアミスト」10,780円(税込)

ハイブリッド加湿器「スクエアミスト」10,780円(税込)
スタイリッシュなデザインが特徴のハイブリッド(超音波+ヒーター)加湿器。お部屋のデザインに合わせて、白と黒の2色からお選びいただけます。連続使用時間は12時間、最大加湿量は400ml/h。タンク容量が大きいので、頻繁な給水が不要なのも嬉しいですね。

操作はタッチセンサー式で、運転モード切替、湿度設定(40〜75%)、ミスト量の3段階調節、オフタイマー機能など機能面も充実。湿度やタイマー設定時間などは本体の前面パネルに表示され、一目で確認することができます。

オブジェのような美しい佇まいを持つスクエアミストは、ワンランク上の快適空間を求める方におすすめです。

<こんな方におすすめ>
・部屋の広さに合わせ、湿度やミスト量などを細かく調整したい方 ・シンプルなデザインが好きな方 ・多機能な加湿器を探している方 ・頻繁な給水が面倒臭い方

ハイブリッド加湿器「スクエアミスト」



お気に入りの加湿器で快適なお部屋時間を

さまざまな種類が販売されている加湿器。用途や設置場所に合ったお気に入りの機種を選んで、乾燥する冬の季節を快適に過ごしましょう。